熊谷守一　くまばち　色紙絵【 Bumble bee by Morikazu Kumagai】[a0002]

【熊谷守一　(1880-1977)　】

1880年　岐阜県恵那郡付知村にて生まれる。父は岐阜市で生糸商を営み、同市の初代市長となる熊谷孫六郎。
1897年 上京。
1900年 東京美術学校西洋画選科に入学。黒田清輝、藤島武二らの指導をうける。1904年に首席にて卒業。同期に青木繁、和田三造、高木巌など
1905年 樺太調査隊に参加
1908年　第2回文展に<肖像>を出品、入選。
1909年 第3回文展『ローソク』にて褒状を受ける。
1910年　第13回白馬会展に<轢死>を出品。父は既に他界しており、この年母を亡くし付知に帰郷。以後約5年間、絵を描くことも殆どなく樵夫の生活をおくる。
1915年 再上京。第2回二科展に『女』出品
1922年 素封家の大江為次郎次女、大江秀子と結婚。その後2男3女に恵まれるも次男と三女を幼くして亡くす。
1932年　豊島区千早に自宅兼アトリエを建てる
1933年 日動画廊で藤田嗣治らと3人展
1938年 この頃、油絵に加えて墨絵を描き始める。守一作品の重要なコレクターとなる木村定三氏と出会う。
1943年　岸田劉生・武者小路実篤と三人展開催
1947年 長女を亡くす。
1956年 脳卒中の発作を起こし、以後自宅に籠もる
1964年 パリのダビット・エ・ガルニエ画廊で個展開催。
1967年 文化勲章の内定を｢これ以上人が来るようになっては困る」と辞退する。
1972年 勲三等叙勲の内示を辞退
1976年 岐阜県恵那郡付知町に熊谷守一記念館設立
1977年 肺炎のため永眠（享年97歳）
1985年　東京都豊島区に、熊谷守一美術館開館。